これは２００６年１２月にプレイして公開したプレイ日記に修正を加えて再掲載した物です。
魔界塔士サガ
ゲームボーイ
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１
ゲームボーイの『魔界塔士サガ』です。
ゲームボーイを代表するRPGですね、懐かしい。
まず最初に主人公の種族を8種類の中から選びます。
このゲームをやったのはもうずいぶん前なので、どれを選べば有利なのか分かりません。
適当に「エスパーギャル」を選択。
ギャルって・・・、今ではあまり聞かない単語ですね。
次に名前の入力。
RPGをやるときいつも悩むんですよね、これ。
10分ぐらい考えて思いつきました。
このゲームは4人パーティですから、あの4人組の名前にしよう。
主人公の名前は”ヨウ”っと。
ゲーム開始直後は一人でスタートします。
仲間は最初の街にあるギルドで選びます。
昔のゲームはキャラクター同士のつながりが希薄だったから、こんなシステムでも成り立つんですよね。
人間女”スズイ”
エスパーマン”ウレシー”
モンスター”フジムラ”
以上3人を仲間にして冒険に出発。
まだ最初はみんな弱いので装備を整えるために、最初の街の周りでお金集め。
敵が思ったよりも強く、宿代がかさんでなかなかお金が貯まりませんね。
２
装備が整ったので出発します。
南東には英雄の街があります。
ここで得た情報では
・ここでは鎧の王、盾の王、剣の王の3人の王がいて互いに争っている。
・この街の像は元々装備が着けられていたが、3人の王がそれぞれの装備をもっていってしまった。
ということでした。
最初の目的はこの像を本来の姿に戻すことですね。
まず一番近くにある盾の王の城から。
兵士がうろついていて話し掛けると追い出されてしまいます。
王は何かに怯えている様子で、まともに取り合ってもらえませんでした。
次に鎧の王の城。
こちらはなにやら悩んでいる様子。
好きな女性がいて、仲を取り持ってくれたら何でも褒美をくれるということでした。
それにしても「いやー、お若い」とか「一肌脱ぎやしょう」とか、主人公達はどんな育ちをしてきたんだ？
女性のいる村を訪れ、話し掛けてみました。
この女性、村一番の美人というふれこみですが、どう見てもモンスターです。
どうしてこのグラフィックを使用したんだろう。
彼女の話によると、盗賊からも求婚されていて、断ると村を燃やすと脅されているそうです。
このモンスター、モテモテですね。
盗賊のアジトに乗り込んでいき、ボスを退治したら王から褒美として鎧を受け取りました。
こんなことで大切な城の宝を渡してしまうのもどうかと思いますが・・・。
今度は剣の王の城。
城の中ではモンスターが出現します。
兵士も襲ってきます。
王に話し掛けると戦闘になりました。
荒んだ城だなぁ。
倒すと剣を入手。
でもこれじゃあ主人公達、強盗でしょ？
最後に再び盾の王の城へ。
王は大臣に殺されていました。
そして大臣は主人公達を犯人に仕立て上げようとしますが、返り討ちにします。
すると隠し通路へ逃げていってしまいます。
追いつくと命乞いをしてきました。
しかし主人公達は問答無用で攻撃を仕掛けます。
戦闘終了後に一言、「テメーが一番ムカつくんだよ。」
何でこんなにガラが悪いんでしょう。
これで3つ揃いました。
像に装着するとクリスタルが手に入りました。
そして帰ろうとするとボス「玄武」との戦闘になります。
ボスを倒して塔へ戻ります。
塔の封印を解き、これでやっと塔へ入れます。
塔は単純なダンジョンになっていて、途中に楽園と地獄がありますが、特にイベントは無い模様。
老人を探せというアドバイスをくれる謎の人物がいて、その側の扉は次の世界へ繋がっていました。
３
2つ目の世界は海の世界でした。
最初の街で得た重要な情報は、龍王は青龍に追い出された、動く島があるの２つでした。
洞窟を2つ抜けた先に自由に動かせる島があります。
これを乗り物代わりにしてこの世界を探索します。
目立った場所は渦、もう一つの街、小屋ぐらいです。
まずはもう一つの街で情報収集。
情報をまとめると、水中で呼吸ができるようになる空気の実を持って渦の中に入り、その先の竜宮城で青龍を倒せっていうことですね。
次に小屋。
マップ上の見た目は小屋でしたが、中は屋内には見えませんね。
一人老人がいて、空気の実のありかを教えてくれます。
空気の実を入手して渦の中へ。
ここにも街が一つありました。
龍王は地上で隠居しているそうです。
ということはあの小屋の老人がそうですかね。
更に奥へ進んでいくと竜宮城がありました。
最深部で赤い宝玉を入手し、青龍を倒しました。
この世界には赤と青の宝玉があるそうですので、次は青い宝玉探しですね。
４
今度は青い宝玉を捜します。
小屋の老人に話し掛けるとロングソード二本、ゴールドかぶと3つ、ポーション4つ分の値段のアイテムを持って来いということでした。
その値段のアイテムは青竜刀。
これを持っていくと青い宝玉が手に入りました。
この小屋の中には何かの台みたいなものがあるので、ここに宝玉を置くのかと思ったのですが、よく見たら単なる卓袱台でした。
塔に戻り、封印されていた扉の前で2つの宝玉を使ったら通れるようになりました。
塔を上っていくと途中にしゃちほこが並んでいる空間がありました。
調べるとしゃちほこ1つ1つからハイポーションが手に入ります。
しかし4つ目からは敵が出てくるようになりました。
たまたまアイテムの入ったしゃちほこから調べたのか、3つ目までアイテムが出るという仕組みなのか分かりませんが、あまりアイテムは多く持てないので途中で調べるのはやめました。
他にもベッドが並んでいる空間があり、宿泊できます。
次の世界の入口の近くでまた謎の人物がアドバイスをくれました。
この世界を支配している白虎は用兵を集めているので志願するといいということです。
今度の世界は雲の世界ですね。
RPGの基本は情報収集から。
というわけでまずは街の人から話を聞きます。
・白虎は浮遊城にいて、用兵を募集している。
・雲に隠れた街がある。
・白虎に対抗するレジスタンスはほとんど殺されてしまったが、まだ生き残りが潜んでいる。
・レジスタンスのリーダーの娘にクリスタルの秘密が隠されている。
重要なのはこんなところです。
５
白虎の部下がパブにいるというので行ってみます。
話し掛けると戦闘になり、勝利すると腕を見込まれて用兵に誘われます。
用兵になった主人公達は早速白虎から命令を受けます。
命令はレジスタンスのリーダーの娘を探してくること。
乗り物をもらいそれを使って探してきます。
4キャラ分の小さな雲に隠された街がありました。
そこで話を聞くとレジスタンスのリーダーの娘は双子だそうです。
木に囲まれたところにある建物の中で白虎の部下に襲われているリーダーの娘を発見。
助けると双子の妹が白虎に捕まったので助け出して欲しいと頼まれます。
浮遊城に戻り、妹を探します。
白虎の部屋で鍵を手に入れ、最上階の部屋に行くと妹がいました。
姉の居場所を聞いてくるので教えると白虎が出現。
この妹、裏切って白虎と手を組んでいたそうです。
主人公達の正体もばれていました。
牢屋に入れられてしまった主人公達でしたが、牢屋の檻を簡単に外して脱獄できます。
一緒に捕らえられていた人があんたら一体何者と驚いていましたが、本当に何者なんだろう。
怪力があるなんて設定は今まで出てきていませんでしたが。
乗り物を奪い、隠れ家に向かいます。
隠れ家の横には浮遊城が来ていました。
隠れ家の中には誰もいません。
では城の方か？
城では兵士に触れると戦闘になるようになっていました。
しかし最上階にも白虎の部屋にも誰もいません。
おかしいなと思い、入口へ引き返し、外へ出るとさっきとは場所が変わっていました。
木に囲まれた何かありそうで何もなかった怪しい場所です。
入ると双子と白虎がいました。
白虎はクリスタルを手に入れ、用済みになった妹を殺そうとしますが、姉がそれをかばって倒れます。
怒った主人公達は白虎と戦い、倒すとクリスタルも一緒に消えてしまいました。
しかし、妹の涙が姉の血に触れたとき、本物のクリスタルが出現しました。
これがこの双子の秘密だそうです。
塔に戻る前に最初の街に寄りました。
パブへ行くと白虎の部下が未だに仲間のように接してきます。
こういうところが少しいい加減ですね。
この世界でも主人公達の口の悪さが如何なく発揮されていました。
製作者は主人公達をどうしたかったんだろう？
６
クリスタルで扉の封印を解き、また塔を上ります。
今回も次の世界に到着するまでにもいくつか部屋があります。
まずは雲が広がる空間。
宝箱が2つほどありますが、乗ると勝手に移動してしまう床があって、1つは取れずに諦めました。
次に水棲生物風のモンスター達が暮らす部屋。
雨が降らなくて困っているそうです。
その上の階では人が暮らしています。
ここでは排水溝にゴミを捨てたら詰まってしまい、水が溢れ出して困っているそうです。
ゴミを取り除くと流されてしまい、真下にある先ほどの水棲生物の部屋へ。
上の階へ戻るとさっきは無かった建物がありました。
中には宝箱がいくつかありました。
他にも途中の宝箱からチェーンソーを入手しました。
このアイテムは重要ですね。
次の世界の入口ではいつものように謎の人物がアドバイスをくれます。
朱雀は倒せないから逃げろということでした。
今度の世界は都市。
早速朱雀が襲ってきました。
アドバイスに従い逃げます。
近くの建物に入ると一人の女性が案内してくれます。
途中でモンスターに襲われたところを助け、外へ出ると街がありました。
７
酒場へ行くと族のリーダーらしき人から決闘を申し込まれますが、先ほど地下で助けたその人の妹に仲裁されます。
そして朱雀を倒すために協力することになります。
まず、ロムが必要だそうです。
ロムはアキバにあるそうですが、アキバの場所が分からないので、図書館で調べなければならないということでした。
その図書館の位置も分からないんですけどね。
リーダーからは乗り物をもらいました。
外では数歩歩く度に朱雀がエンカウントして大変なのですが（外を探索しようとしてエライ目にあいました）、これに乗っていると朱雀のエンカウント率が下がります。
街やダンジョンにも入れるというスグレモノです。
確かこの世界では地下鉄を通っていけば順番に目的地へ到着できたはずなので、街の近くの地下鉄の入口に入っていきます。
しばらく進んでいくと図書館を発見しました。
中に入るとずらっと本棚が並んでいます。
これを全部調べるのかぁ・・・。
ええ、1つ1つ調べていきましたとも。
最後の1つを調べても目的のものはありません。
じゃあ2階に行くか、と一歩踏み出した途端に主人公がしゃべりだして勝手に探し始めました。
何だよ、自分で探す必要なかったじゃん。
それなら入口のところからスタートするようにしておいてよ。
やはり1階にはありませんので、2階へ進みます。
ここでは階段から一歩移動するだけで調べ出しました。
そしてアキバの位置を記した本を発見。
東に14、北へ15だそうです。
つまりここから右へ14歩、上へ15歩のところにあるということですね。
アキバには人の気配はなく、敵が出現します。
建物の中には宝箱があり、ロムを発見しました。
街へ戻ると今度はアメ横にあるICボードが欲しいそうです。
ねぇ、手分けして探せばもっと早く済むんじゃないの？
８
アメ横を目指して地下鉄へ。
図書館もアキバも越えて進んでアメ横に到着。
建物から離れた場所に目的の店がありました。
ICボードを入手して街に戻ると次はプルトニウムが必要だそうです。
今度は主人公だけでなく総長も一緒に行くことになりましたが、今回は危険だからとこっそり自分だけで行こうとします。
それに気付いた主人公は無理矢理ついて行きます。
地下鉄から原発の排水溝に入ったところで総長が足手まといになるから自分はここで降りると言ってきます。
置いて行こうとした人が何を言う。
排水溝から原発に入り最上階の部屋に着くと総長が追いかけてきます。
部屋のバリア？を体当たりで打ち砕き、そのまま力尽きます。
その部屋の中にはプルトニウムがありました。
ロム、ICボード、プルトニウムが揃い、朱雀のバリア除去装置イレイサー９９が完成します。
街へ戻ると住民が殺されていて敵が出るようになっていました。
酒場で倒れている人に話し掛けると総長の妹のさやかさんが新宿ビルに連れ去られたそうです。
って新宿ビルってどこよ？
前に歩いてマップ探索しようとしてエライ目に遭いましたが、そのとき街の北の方に入れないビルがありました。
そこかもしれないと思い、行ってみると入れるようになっていました。
ここですね。
中はダミーの扉が並んでいたり、ダミーの階段が並んでいたり、隠し通路を進まないといけなかったりと、これまでにないほど難しいダンジョンになっていました。
奥の方に電車があり、その中を進んでいくとさやかさんと朱雀を発見。
イレイサー９９を使ってから朱雀と戦い、倒しました。
さやかさんからクリスタルをもらい、この世界はこれでクリアですね。
９
また塔を上っていきます。
ここまでくると結構敵も強くなってきますね。
途中、老人から回数制限の無い武器「エクスカリバー」をもらったり、子供を守り切れなかった男から「核爆弾」を入手したりしました。
また、本棚が並んだ部屋があり、今まで誰がどこまで塔を上ったのか記録がつけられていました。
その部屋には「フレアの書」がありましたが、アイテムがいっぱいだったので諦めました。（勿体なかったかも）
そしてやっと神様を閉じ込め、四天王を送って世界を支配しているといわれる阿修羅のところまで来ました。
ここでは正面から行くとトラップに引っかかり、前の階へワープしてしまいます。
何も説明が無いのでバグったのかと焦りましたよ。
阿修羅を倒し、その先へ行こうとすると落とし穴に落ちてしまいます。
落ちた先は1階。
また上っていかないといけません。
1階にはこれまでに会ってきた主要人物が見送りに来ています。
どうやって主人公たちが1階に落ちてくることを知ったんだろう。
1階で売られているアイテムが変化していました。
装備を整えようと思ったら結構値段が高いのでお金集めをしなければなりません。
いや、それよりもHPですね。
このゲームでは人間のHPを上げるにはアイテムを買い与える必要があります。
例えば「HP200」というアイテムはHPが200を越えるまで1個につき数ポイントずつ最大値が上昇し、200を越えると1ポイントずつしか上がらなくなります。
このアイテムは「HP200」「HP400」「HP600」の三種類があります。
「HP800」とかそれ以上のもあると期待していたのですが、どうやら無い模様です。
HPを600から最大値である999にするにはアイテムを399個も買い与えなければなりません。
これは面倒だ。
しかしやらないわけにもいかない。
というわけでアイテムを買っては与えるを繰り返しました。
１０
何とか人間のHPを999まで上げることが出来ました。
手が疲れました。
人間キャラが一人だけで良かったですよ。
こんなのが二人も三人もいたら冗談じゃないですよ。
その後、装備を整えるために敵と戦ってお金を集めました。
パワードスーツっていう防具は結構良いですね。
これ一つで頭、胴、腕、足の4つ分の役割を持ちます。
エスパーは装備欄が少ないので重宝します。
これで装備も整い、後はクリアを目指すのみです。
１１
もう一度塔を一階から上っていきます。
といっても同じ道を通るのではなく、簡略化された非常階段のような道を通ります。
こんな道があるなら最初から通ればいいのにって皆思うんでしょうね。
そういえば昔、サンデーの漫画で一階毎に敵が待ち受ける建物を上っていく少年誌のセオリー的展開で、非常用エレベーターを見つけて全戦不戦勝したっていう話がありました。
いや、このゲームとは関係ない話ですが。
非常階段ではこれまで倒してきた四天王ともう一度戦うことになります。
また、強力な装備も手に入ります。
途中で目潰しを受けました。
しまった、目薬を持って来なかった。
今更戻るのも面倒なのでそのまま進むことにしました。
セーブしてあるから全滅したらまたやり直せばいいさ。
その後もう一人も目潰しを受けましたが、気にせず進みます。
そして遂に最上階へ到着。
そこにいたのは今までアドバイスをくれたシルクハットの人物でした。
彼が神様だったのです。
この世界を創ったのは神様だったのですが、平和すぎて退屈してしまったため、阿修羅を呼び出して退屈凌ぎをしていたそうです。
怒った主人公達は神様に刃向います。
あぁ、しまった、体力回復するのを忘れてた。
二人が暗闇状態で体力は約半分しかありません。
勝てるだろうか。
戦闘で一番最初に行動したのは人間女スズイでした。
スズイはチェーンソーでかみさまをこうげき！
かみさまはばらばらになった。
・・・・・・・。
あっけないですね。
まさか一撃目で倒してしまうとは。
チェーンソーは効かない場合もあるって聞いたことがあったので、心配していたんですけどね。
不運の代名詞ミスターどうでしょうの名前をつけたキャラクターからの攻撃とは思えません。
これでやっとゲームクリアです。
初期のゲームボーイ作品とは思えないほどボリュームのあるゲームでした。
この頃のスクウェアとコナミのゲームボーイソフトは他のソフトと一味違っていましたね。
今やっても楽しめました。